伝統のお灸をより忠実に、しかも匂いと煙を伴わない代用として誕生した電気温灸器ですが、現在は鍼灸院様でも電気温灸器の需要が増えてきて、新しく商品を開発されるメーカー様も増えてまいりました。
では、実際にどういった機種があるのかを少しご紹介したいと思います。
まず最初にご紹介したいのが業務用の機器としては、超ロングヒットモデルの株式会社カナケンのCS-2000とCS-1000です。
チャンネル数は、それぞれCS-2000が6チャンネルとCS-1000が4チャンネルで必要用途により選択できます。
特徴としては、低周波治療器のようにわざわざ手を用いて治療しなくても良いので、人手が掛からないところでしょうか。
続いてご紹介したいのが、全医療器株式会社のShouki(しょうき）という商品です。
こちらの機器の特徴としては、本当のお灸と同じように加湿と飽和状態の繰り返しを見事に再現しているところです。
またCS-2000と同じように置き治療が出来ますので、手が掛からずとっても便利です。
次にご紹介したいのが、鍼メーカーのセイリン株式会社から最近新発売されたセラミック電気温灸器。
特徴としては、業界初のリアル温度表示で、43℃から55℃まで3℃刻 みで5段階で設定でき、±1℃の精度で温度管理をするため、患者様に合わせた施術が可能です。
コンパクトなので、往診にも適しているのと、先端はアレルギーフリーのセラミックを使用しており、消毒用エタノールで全面の拭き取りが可能なため、清潔を維持できます。
最後にご紹介したいのが価格的にも、とってもお手軽な日本理工医学研究所の電子温熱灸です。
こちらの温灸器の構造はいたってシンプルで、本物のもぐさが緑色のところにセットされていて、伝熱キャップ上で温められてお灸と同じような効果が得られるといった物です。
その他、温熱にプラス振動も備わったホットブルーンという商品もラインナップされています。
![hotbroon_img01[1]](https://i2.wp.com/www.therapy.co.jp/blog/wp-content/uploads/2018/10/hotbroon_img011.jpg?resize=300%2C192&ssl=1)
電気温灸器と言っても、用途や治療スタイルによって大きく選択する機器が変わりそうですね。
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